友だちと二人で坂道を上っていたら、そこに亡くなった友だちが(ご主人)何気に合流してきた。
三人でゆっくり歩く。
友だち(奥さん)が、
「どこに行ってたの?」
ときくと、
「どこにも?」
と、どうしてそんなことをきかれるのか不思議って感じで答えた。
部屋のソファに座っている亡くなった友だち。
二ヶ月ぶりに会えた嬉しさに泣いている友だち(奥さん)は、
「どうして泣いているの?」
ときかれ、
「嬉しくって」
と答えていた。
だれともなく、
「お茶のもうよ」
ってなった。
でも誰も立たなかった。
「こちら」とも「あちら」とも違う世界が絶対あるな!と実感した朝。