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今日、電車の中で見たこと。
白いコートを着たえびちゃん風な女の子が、電車の座席でお化粧を始めた。 主にアイメイクで、仕上げは念入りなマスカラ作業。 隣に座っていたサラリーマン風男性は明らかに、迷惑そうな視線を投げていたけれど、えびちゃん風女子はおかまいなしだ。 電車の中で化粧直し、(いや直すどころではなく開始もあり)する女性を見かけるのはあまり珍しい光景でもなくなった今日この頃。 化粧している本人よりもっと興味深いのは回りの人たちだ。 斜め前に立って見ていた女性(35~6とお見受け)は、それはそれは目をまん丸にして、口など半開き状態で、《あっけ》の人相になっていた。 あっけの人は、私を振り返り、『すごいですね』というニヤリっとした顔で私にアイコンタクトで発信してきた。 発信されたからには、答える私である。『ったくねえ』とテレパシーを送る。 私とあっけは、にわかに何かを共有した。 えびちゃん、絶対オーディエンスをちゃんと知ってたと思う。でもおかまいなしで、念入りにメイクをアップし続けていた。 ある意味、肝がすわっている。 肝入りえびちゃん、やおらバッグの中から細長い金属製の棒を取り出す。 リレーのバトンのような棒。 なな何が始るんだ~? と、いつのまにか増えた目に緊張が走る。 して棒の正体は・・・髪を挟んでくるくるさせるアイロンでした~~~!!電池式の~~! 驚きの感情が車内を支配していた。 肝いりえびちゃんにとって、昼下がりの京王線の座席は《あたしんちのリビング、もしくは洗面所》。 連帯感さえ生まれている私とあっけは見つめあって、ほぼ同時に息を飲んだ。 それでもくるくるの縦ロールは見事に、一本二本、そして三本と形作られていくのであった。 電車はなめらかに明大前ステーションに定時に到着し、扉が開くと、すべて完了したえびちゃんは、美しい縦ロールの髪を揺らせながら、モデル歩きで立ち去った。 そしてあっけは、いっそう本格的なあっけ顔で、その後姿を見送っていた。
by watasinoinusuu
| 2007-02-08 18:31
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