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「こっちで」
と、警察官はいい、私を小部屋に案内した。 多摩警察署の取調室は、三畳ほど。 灰色の事務机は、どれだけの年数、ここに住んでいるのだろうか。 「机」というよりむしろ「水平な壁」そのものだ。 窓ひとつない小部屋、空調はもちろんない。 一台、古びた扇風機が、「水平な壁」と熟年夫婦のように無言で寄り添っていた。 雨音さえ聞こえてはこない四角い、壁だらけの部屋に。 どうしてこのような事態になったのか・・・それは一週間前の「焼き肉屋@青山」での出来事に端を発している。 「わかる?」 と警察官は書類をいっそうの猫背になっている私の目の前に広げ、聞く。 「・・・・・まだよくわかりませんが・・・」 うなだれて、書類に目をこらし続ける我。 「少し、わかります」 目を上げる。 カツ丼はまだか・・・心の中でふと思う。 続く
by watasinoinusuu
| 2009-07-21 18:59
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