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ほしかったものを手に入れた。 つけペンを使うようになってから、いつかはきっといつかは・・・と思い続けていたインク壺。 今までは、買ったままのビンから直接ペン先にインクをつけていたのだけれど、満杯のインクの時と、減ったときのペン先への付き具合が・・・。 満杯の時、じくのところまで、インクにどぼんとさせてしまい、大惨事になったこともしばしばだったのだ。 それに、安定のいい形とはいえ、ひじがひょいと当たるとこぼれ、それはそれはの大惨事。 何度黒い涙をふいたことだろう・・。 それらはみんな私の不注意のせい。知ってるし。 注意深くインクビンを見守ってさえいれば、こんな黒まだらな机になっていなかったことであろう。 そこで、少量づつ移せるインク壺がほしかったのだ。 それも重みのあるクリスタルの壺が。 今日、下北沢の古道具屋で見つけた。 重厚感が頼もしいクリスタルの二口ビンには、黒い樹脂のパタパタ開閉タイプのフタが。 ああ、のこパタパタタイプがまた、実にプロっぽではないか!軸ペン使いにとって。 ちょっとだけ角のところが欠けているのもなんのそので購入してきた。 帰宅してすぐウエットティッシュで拭き拭きお清めして自分のもの!とする。 インクを注ぐ。 わざとひじなど当ててみる。 「わし、動きませんから」 とこのどしりとした落ち着いた態度、頼もしいかぎりだ。 光を反射するその輝きもまた美しい。 もうひとつ買ってきたもの、それは手鏡。 それは、一面が普通に映り、もう一面が拡大鏡になってるやつ。 四倍拡大のものをチョイスしてみた。 老の眼になった目には、おおざっぱな顔しか見えず、朝、化粧の度に難儀していたので思い切って決断してみた、現実をより把握するために。 本日のお買い物、ほしかったキラキラもの二点。
by watasinoinusuu
| 2009-05-22 23:59
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